ステンドグラスとは / ステンドガラス 材料と歴史
ステンドグラスとは沢山の色ガラスのカットされた小片をH型の鉛線でつなぎ合わせて絵や模様・図柄などを組んで表現した物です。窓用やドア用の鉛線ケイム組みのステンドグラスパネル作品やコパーテープ巻きのランプなどのガラス工芸作品が多く作られています。近年、こうした作りの物とは違う、ステンドグラス風の製品が多く出回っているようですが間違わないで下さい。
ステンドグラスは、中世ヨーロッパで宗教を教えるために教会の窓にガラスを使って絵を描いたのが 始まりと言われています。その後、観賞用に皇帝や貴族の邸宅で利用が始まりました。
日本でも明治以降、ガラス窓を飾る装飾としてステンドグラスは高い人気を誇っています。
ガラス材料は世界各国のガラス工房で作られたステンドグラス(ステンドガラス)を使用しています。
ステンドグラス(ステンドガラス)に用いられるガラス材料は、アンティークガラス・キャセドラルガラス・オパールセント等、数千種類にも及ぶ色数、グレードの中から取り付けられる場所やデザインを考慮してガラスを選びます。デザインはもとより色も重要ですが、このガラス選び一つで仕上がりがかなり違ってきますので神経を使う所です。
主要な海外取り扱い材料メーカーは次の通りです。
サンゴバン(フランス) | ランバーツ(ドイツ) |
ココモ (アメリカ) | ディザーク(ドイツ) |
ヤカゲニー(アメリカ)・YGウロボロス | オーシャンサイド(アメリカ) |
ブルザイ (アメリカ) | ウィズマーク(アメリカ) |
フリモント(アメリカ) | その他多数社あり |
ガラスのテクスチャーについて
ステンドグラス(ステンドガラス)に使用するガラス材料についてご紹介します。
ステンドグラス(ステンドガラス)に用いられるガラス材料は、アンティークガラス、キャセドラルガラス、オパールセントガラスなどがあります。それらのガラスは通常目にする一般のガラスと異なり、わざとアンティーク調に加工しており、ガラスに気泡やテクスチャーが入っています。テクスチャーがヒビや傷に見えることがありますが、これは欠損ではありません。このような手作り感があるガラスの気泡やテクスチャーが、光の屈折を生み、ステンドグラスが光り輝きます。
例)
ステンドグラスのお手入れ方法
定期的にきれいな布で拭き掃除をしてください。ステンドグラスが曇ってきたと思われたら、市販のガラスクリーナーを吹きかけ、きれいな布で軽く拭き掃除をしてください。
注意点
ステンドグラスは、鉛で組み上げ一枚のパネルになっていますので、決して、よりかかったり、強い力で拭いたり、物をぶつけたりしないでください。破損の原因になりますので、ご注意ください。